雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ と言ったのは、かの宮沢賢治ですが。雨に当たると風邪をひき 風に煽られるとフラフラよたつき 雪が降ると家でゴロゴロ 夏の暑い日は家でダラダラしている私は、先日、一念発起して岩手へ行ってきました。本来なら蕎麦と温泉は『お気に入り』コーナーなのですが、旅ということでここへ載せます。 このおそば屋さん、名前をやぶ屋といいます。いかにもそば屋らしいネーミングであります。創業は大正12年と古く、花巻市のほぼ中心にあります。宮沢賢治が、好物の『サイダー』と『天ぷらそば』を食べるために通ったところもこの店です。ところが、店内に入るとすぐさま酢の香りが鼻に付き、着物姿のおばさんが「お食事ですか?わんこですか?」のかけ声でのご案内。メニュー内容は寿司から定食や丼までなんでもござれ。蕎麦も分厚いメニューブックの片隅でひっそりとしています。もうここは蕎麦屋ではありません。1人前3150円もする『わんこそば』はさすがに食べませんでしたが、家族3人で写真の蕎麦を注文。量もそこそこある『ざる蕎麦』は420円と良心的です。宮沢賢治セット(私が勝手に名付けただけで、そんなものはメニューにはありません)以外は全て冷たい蕎麦です。しかし、つゆはどれも甘く、ソバは掴もうとすると固まりでゴソッと持ち上がる。このそばで『わんこ』を何十杯と食べる人もいるのだと思うと、つくづく自分の食に対するモチベーションの低さを思い知るのでありました。 さて、不満の残る腹を気遣いながら向かったのが、花巻市街から車で20分ほど山中に入った場所にある『鉛温泉/藤三旅館』です。古びたケヤキ作り三階建ての建物ですが、この温泉旅館には、お風呂が5つあります。上段右二枚の『露天風呂』は左写真の湯船が上にあり、その下に右写真の小さな湯船が川沿いでくっついているという凝りようです。この旅館のメインのお風呂は、写真下段左2枚の『白猿の湯』といい、湯船の深さが1m以上もあるので立って入る温泉です。今回は清掃中だったので入れませんでしたが、このお風呂、実は『混浴』なのです。湯船を挟んで対角線上に男女の入り口と脱衣場が別々にあります。混浴のため、普段は撮影禁止なのですが、清掃中の為廊下の窓が全て開いていたので撮影しました。他にも二つのお風呂があるのですが、整備中ということで入れませんでした。結局入れたのは二つのお風呂だけですが、この温泉の存在を知れただけでも収穫です。料金は、旅館部で一泊二食付7980円から、自炊部だとなんと一泊二食付4095円(部屋はボロですが、ちゃんと料理が出ます) と、超お得。湯治客の為の売店も完備しています。日帰入浴は700円でした。詳細はネットで検索してみて下さいませ。 みちのく恐るべし!
本日(12/12)未明、遠山郷(旧)上村の「霜月祭」に、行ってきました。昨日から夜を徹して行われるこの祭は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデルになった祭とも言われています。 霜月のころは、最も太陽の光が弱まり、あらゆる生命の力が衰える時季といわれます。そこで、招待した諸国の神々に湯を立て、お湯を献じ、自らも湯を浴びることによって新たな生命再生を願うという奇祭です。 農耕が一段落し、新嘗祭と同様、五穀豊穣に感謝し、今年一年を締めくくり、新しい年へ向けて希望をつなぐ祭です。関係者の皆様にとっても実り多い年と、希望に満ちた新年を迎えられることを祈ります。
デジカメがなくなってから、しばらく店では写真を撮っていなかったのですが、今回ケータイで撮ってみました。上段は、常連ブツ氏と新人くん。下段は、先日プレーヤー交代の時に交換したカートリッジの接続コード。普通は4色の色分けがわかるのですが、長年の間に、ヤニ・アブラ・怨念・妄想・恋慕 などがこびり付いてしまい真っ黒になっています。 右写真は、そのコードの長年の働きに対して謝辞を述べるマスター中島氏。
この店との付き合いは古い。以前の『なんやら洞』からだから、もう10年くらいになるだろう。今の店は昼間のみの営業になってしまったので、なかなか顔を出せなくなったが、夜営業の『十割そばの日』には、なるべく行くようにしている。店主や常連客の気さくな人柄や、毎回趣向を凝らした前菜が、本当に気持ち良く酔わせてくれる。そして、仕上げに食べる十割蕎麦二種類も絶品。これで1000円なのだから嬉しい限りである。ほんとうなら、このコーナーには紹介したくないのだが、今回は書かなきゃ気が済まない。なにせ『ボジョレーヌーボー切り』である。そばを蜘蛛の糸に見立てて、店名に『かんだた』と付けているように、シャレの効く店主だとは判っているが。さて、どうしたもんだろう。日本酒で捏ねる『酒切り』というのは元来あるそうだが、今回のはワインである。見た目は、ほんのりと薄紫がかりで、干涸びた糸こんにゃくみたいだ。「ツユに付けずに食べた方がワインの風味がわかるよ」と言われはしたものの、こちらはすでに酔っぱらいである。日本酒、芋のお湯割りを飲んだ後なので、微妙なワインの香りなど判るはずも無い。という事はソバの香りも判らないことになるが・・・「付け汁としてボジョレーヌーボーをソバ猪口イッパイにくれ」と言ってみたが笑って流された。味は「ビミョ〜」「わからない〜」「ん〜」ってのが、正直なところです。 ※画像右上は、別誂のそば醍醐二種盛400円。『かんだた』の詳細は本サイトのリンクからどうぞ。
先日京都へ行った際、実家のある醍醐から、紅葉で人がごった返す東山周辺や嵯峨野をすり抜け、太秦にある『蚕の社/かいこのやしろ』へ、久しぶりに行ってきました。正式には『木嶋坐天照御魂神社/このしまにますあまてるみたまじんじゃ』ですが。境内に養蚕神社があることから、この名前が通称になっています。三井家の先祖の霊を奉る『顕名霊社』もあり、三井家との関わりも深いとされています。 この神社の奥には『元糺の池/もとただすのいけ』という池があり、その池の中央には日本で唯一の石造の三柱鳥居が立っています。10年程前の周辺の道路工事等の影響で、現在は湧き水が枯れていまい写真のようになってしまいましたが、昔は枯れる事無く、常に清らかな水で満たされていました。私も幼少の頃には、ザリガニ釣りをするため、住んでいた西ノ京よりこの神社まで2kmの道のりを、スルメ片手に自転車でよく通ったものです。 さて、子供の頃には全く興味の無かった境内入口横の看板にはいろいろなことが書いてあります。京都でも最古級に属する神社であること、ご祭神として天御中主命・大国魂神・穂々出見命・鵜茅葺不合命を祀っていること、例祭のこと、秦氏との関係、社殿は明治以後のものであること等々、よくある神社の案内板の文面です。しかし、その文面の最後にはこう書いてあります。『1300年程前の景教(ネストリウス派のキリスト教)の影響がある…云々』と。 これをネットや本で調べると、いろいろありました。 それらによれば、三柱鳥居(下写真)は『三位一体』を表し、石で四角く囲われたプールのような池(中写真)は『バプテスマ(浸礼)の池』だそうです。 こうなってくるとドンデモ話の世界になってきそうですが、かの中国では唐の太宗の時代に伝わった景教が王朝の保護のもと繁栄したという歴史上の事実もあるので、一概にドンデモとはいえません。全ては謎のままです。 普段は人影もなく、木々に覆われ鬱蒼としいている境内、古墳の石室がそのまま祠になっている稲荷社もあり、とにかくネガティブな雰囲気が大好きな方には超オススメですが、ザリガニ釣りはもう出来ません。 駐車場がないので、向かいのコンビニに車を止め、買い物をしてから、そのまま参拝もしくは探検ってのがよいでしょう。
どこにでもあるような農家の建物の店構えは、蕎麦屋というより田舎のばあちゃんの家に遊びに来たというような雰囲気だ。玄関から奥の座敷まで勝手に進み(案内などはしてくれない)座布団に座る。今日は平日なので、客はいまのところオレ達3人だけ。しばらくすると5つの料理が出て来た。でも、これは有料である。ここは、『おかず代』として1テーブルにつき200円のテーブルチャージをとるのだ。その内容は、カボチャの煮物・ヤーコンの酢着け・野沢菜・煮豆・ネギ(これは薬味だろ!)の5品。蕎麦が出てくるまでの時間をこれでしのげる。店はばあちゃんが一人で切盛りしているが、客が少ないため早々と蕎麦が出て来た。さて、この『富倉そば』は『つなぎ』にオヤマボクチ(雄山火口/地元の人たちはヤマゴボウと言う)の葉の繊維を使っているのが最大の特徴だ。場所が山奥のため手に入らない小麦粉の代用品として使い始めたらしい。シコシコとした独特の食感で、のど越しも良い。3人分一緒に盛られた蕎麦は、またたく間に無くなってしまった。今回は、新ソバのせいなのか、それともばあちゃんの気まぐれなのか、前回食べた時より蕎麦のコシが弱いような気がした。壁に直接書いてある緒方拳のヘタなサインを見ながら食べれば、少しはコシも強くなるのだろうか。蕎麦湯を飲みだした頃、ばあちゃんはオレ達の席の近くに座り込み、次の客がくるまで話をしてくれた、というより勝手に話始めた・・・ ※ ザルそば1人前800円。 メニューには『笹ずし』もあるが、これは新潟の妙高や新井で食べた方がうまい。
仕事が詰まった「怒濤の一週間」を終え、11/21(火)に、京都・嵐山からトロッコ電車→保津川下り→嵯峨野(化野念仏時〜祇王寺〜大覚寺)を回ってきました。(夜行・日帰りの「裾花観光ちょこっtrip」です) 当日はNHKおはよう日本の8時台で、嵯峨野の宝篋院の紅葉を全国中継していました。京都の各地は今週が紅葉狩りのピークとか。平日なのに大にぎわいでした。
「いらっしゃぃ」。愛想の無い言葉と供に、大根などの煮物と野沢菜が出てきた。隣のテーブルの食べ残された『煮豆』を発見し「おっ、今日は豆も出るのか?」と期待に胸膨らませる。この畳敷の部屋に客は10人程いるが、誰もが蕎麦の登場を待っている様だ。食べている人は誰もいない。調理場では、煮物を出してくれた『かあさん』は蕎麦を切り、『ばあちゃん』は天ぷらを揚げ、『むすめ』は盛りつけをしている。『だんな』不在の店内はとにかく慌ただしく、テーブル上の空ザルやソバ猪口達も片付けられずに寂しそうだ。 しばらくすると、カップルや家族連れが入ってきて、各々にテーブルの空いた器を片付て座った。これで、蕎麦待ち人数は20人だ。出された煮物を食べ切ったころ『かあさん』が蕎麦を運び出し、ようやく目の前に蕎麦がきた。中細切りの蕎麦は、新そばなので香り良く、咽の奥に滑り込むように消えていく。薬味に使ってある戸隠地大根の辛みも、涙がでるほど素晴らしい。「これもどうぞ」と、釜中に残った蕎麦の『端切』が出たり、食後に『茹でモロコシ』が出る時もある。『お得感』いっぱいだ! しかし、今回の『煮豆』は、ついに出てこなかった・・・ ※ざるそば 五ぼっち盛りで650円、七ぼっち750円、九ぼっち850円。
「蕎麦はやっぱり細切で咽越し良くツルッとこなきゃね」なんていう輩の講釈は横に置いておいて、なんといってもこの店の目玉は『おでん』である。でかい鍋に所狭しと差し込まれた串刺しおでんは、客が勝手に取って勘定時に自己申告。蕎麦の事はどうでもいい。そんなこといったら店主に怒られるかもしれないが、やはりここは1本100円の『おでん』なのである。そして、戸隠流の『ぼっち盛り』で盛られた太めでボリュームのある『ざるそば』は、今や細切りが主流になった戸隠の蕎麦屋も昔はこの店のように力強い田舎風の蕎麦を出していたというのを想いおこさせる。昨今の『蕎麦ブーム』で、洒落た構えで細切りを出す蕎麦屋が増えている中、ここは『この店はこれからもずーっとこのままですよー』と、雑然とした店内が暗に語っている。 ※ざるそば 620円(だったような・・・)
掛かり湯を作法通り済ませ、赤茶けた湯にまず片足をそろりと入れてみる。浴槽の下が見えないので、湯船の段差や深さを確かめるため、ゆっくりと慎重に入っていく。足の裏がなにやら『にゅるっ』としたものを踏みつけた。「気持ち悪い…」脳裏をその言葉がよぎった。湯花が堆積しているのだ。相当に厚い。このヘドロのように積ったモノの上に、オレのケツを乗せるには正直イヤダと思い、とりあえず足を左右に動かしそれを退かし肩まで浸かる。しかし数秒で、底とケツとが密着している部分以外に例のモノが積りだす。なるほど、他の温泉に比べ成分が倍入っていると謳っているのが納得出来る。しばらくすると、何の取り繕いもない給湯口の塩ビパイプが凄まじい音を立てて湯を吐き出す。その音は、まるで地球が嗚咽しているかのようだ。湯船に浸かりながら間欠泉を味わえるのも珍しい。源泉45度加温なしのかけ流しは熱め好きのオレには少々ぬるめに感じるが、その分ゆっくりと入れて湯上がり後もよく暖まる。露天は無いが、この雰囲気でシャンプー等備え付あり300円は安い!あふれた湯が建物の外にたれ流し状態というのにも、オレの嗜好にぴったりだ。ただ、行くのにちょっと遠い。
普段ならまだまだ布団の中でゴロゴロしているのだが、今朝は何やら外が騒がしい。何なのかなと騒がしい『湯福神社』へ向かうと普段にない人人人人。大林監督の『リメイク/転校生』のロケだった。『しゃん』のお客さんもエキストラ出演していたので少々立ち話。(左写真は中学生役の子供達)その後、根拠のない覚悟を決め旧豊田村(現中野市)山中の涌井地域へ。目的の蕎麦屋に着くなりココも人人人人。「やめようか?」と同行のカミサンに言ってみたが「オナカすいた!」のご返答。しかたなく列の最後尾へ付く。席につき蕎麦が来るまでガマンガマン・・・向かい合ったカミサンとの会話も無く「今日は天ぷらはお休みなのかぁ」とタメ息もらしつつ、見事に色付いた銀杏の木を窓越しにボーっと眺めながら数十分。ようやく樹脂のザルに盛られた蕎麦が目の前に登場し、苦みの強い薬味のネギとツルツルっといかない乱切りの蕎麦をくちゃくちゃと頬張り、残った汁にドロドロの蕎麦湯を合わせ一気に飲み干しごちそうさま。 蕎麦屋の銀杏がきれいだったので、小菅にある『神戸の大イチョウ』もさぞかしと思い行ってみたら緑がすごくきれいだった。やりきれない思いと満腹のお腹を二人で抱えつつ、温泉にも入らずに50円の大根を一本買い帰途につく。※右写真のザルの直径はおよそ30cm、これで一人分525円。写真は2人分の盛りです。今回食えなかった天ぷらは、小(一人分)265円、大(二〜三人分)525円です。また、行こうかな。。
貴重な梅雨の晴れ間となった6/10(土)、恒例となった「幻の戸隠しょうま」を求めて、新潟県側の某沢登りをしてきました。本来「戸隠しょうま」と名付けられたのは、戸隠の大洞沢で初めて発見されたからなのですが、乱獲がたたり、大洞沢ではほぼ絶滅してしまいました。国立公園内ですから、それは犯罪行為です! そのため、現在かろうじて生息しているのが、どこの沢なのかは皆さんにも明らかにできません。 ともあれ、一般の登山者はまず入山しないであろうその沢を「スパイク長靴」履いて「ヤブコギ」しながら約1時間。2年ぶりに「シラネアオイ」や「ドガクシショウマ」に再会することができ、大感激でした。やはり氷河期の生き残りである高山植物は、標高1,500m以上に咲くのが本来の姿なのです。気高くひっそりと咲く孤高の花は、山にあってこそです。(里に持ち帰り「山野草」として自宅の庭で栽培するなどもってのほかです!) しかし、下山の途中「ナラ」や「シイ」の木の下に、その実をかじった残骸や「熊さんの足跡」を見つけた時にはさすがにビビリました。そこは「熊さんの領分」だったのです。リュックサックに付けて歩いていた「カウベル」を手に持ち替え、カランカラン鳴らしながら逃げるように下山してきました。 紫の「シラネアオイ」、六弁の「トガクシショウマ」、上品な香りの「サンカヨウ」の順です。尚撮影DATAは、「EOS-5D、ISO-100-L、100mmマクロ、AVモード-F3.5、シャッター1/80」です。
ゴールデンウィークもたけなわ。皆さんも「海へ山へ」とお忙しいことと思います。若い頃は完全に「海派」だった私も、年とともに「山派」になりつつあります。「日本列島の桜前線は北海道まで達した」と天気予報で言っていました。 長野県でも標高の高い高山村等では今が桜の満開期でした。「水中のしだれ桜」は道が細いため、駐車場の500mくらい手前から大渋滞。 あっさり諦めて、隣の「赤和観音のしだれ桜」へ向かいました。こちらはマイナーなこともあり、マニアックなアマチュアカメラマンばかりだったのでスイスイ。 圧巻は「黒部のえどひがん」です。菜の花と、えどひがんが同時にに咲き乱れていました(空には月まで浮かんでいました)。約2時間ほど高山村の「穴場」を早足で駆けめぐり、午後3時には飯縄町「地蔵久保のオオヤマザクラ」までたどり着くことができました。
先週は、今シーズン5回目となる「高デッキ山・スキー登山」を最後に春を迎えるつもりでした。しかし、朝から全国的にピーカンの天気予報が出るなか、家にじっとしていることはできず、戸隠中社から、稜線づたいに飯縄山・山頂を目指しました。 さすがに、8本アイゼンを装着しての登りは、夏のようなわけにはいかず、山頂までたっぷり4時間かかりました。それでも下山は、愛用して2年目になる「ROSSIGNOR Venture Free(約1.2mのショートスキー)」で急斜面を一気に麓まで滑り下りました。
本日突然、仕事の谷間ができましたので、急遽、飯縄山→瑪瑙山→神告げ温泉コースで山歩きをしてきました。長野市平野部は晴れていたのに、飯縄山頂は五里霧中。眺望はゼロでした。 しかし、瑪瑙山頂から神告げ温泉に下る沢は、今が紅葉の真っ盛り。「錦秋の山歩き」というのがふさわしい暖かな色彩に彩られた沢下りでした。 下山後はもちろん「神告げ温泉」につかり、新蕎麦の「そばがき」と「ご利益蕎麦(天ぷら、山菜料理、ネマガリ竹汁セット)」で本日の山歩きを締めくくりました。錦秋の画像を送信致します。
久しぶりの写真投稿です。この間の日曜日、飯山に仕事に行ったので、サトちゃんから聞いていた栄村の百合居温泉に行ってきました。ほんとうに地元のじいちゃん、ばあちゃんしか来ないちっちゃな温泉でした。カメラが不調で建物の写真は失敗しました。すいません。 建物ははっきりいってプレハブです。百合居温泉の看板は掛かっています。道中に百合居温泉の案内は一切ありません。地元の人に聞くのが一番です。入り口を入ると料金ポストがあります。100円玉を1枚入れてください。千円札を入れてもおつりは出ません。管理人も居ませんので諦めるしかありません。中は板張りで外観からのイメージよりはいいです。天井は見ないように。お湯はかけ流しで豊富です。入ったときにかすかに硫黄の匂いがします。地元のおっちゃんは話し好きなのでのぼせないように注意しませう。写真を数点のっけます。
昨年から今年にかけて2年越しの大雪は、我が家周辺の吹きだまりでは80cmくらいに達しました。元旦は除雪車も稼働せず、まさに「陸の孤島」状態になってしまいました。 猛烈な寒波の後、1/3(月)の長野市(戸隠も1/1から長野市です)は、移動性高気圧に覆われ、朝からピーカンの「天の恵み」の1日となりました。おそらく山好きな皆さんも、どちらかの雪山へお出かけのこととお察し致します。 私は昨年、倉科師匠に教えていただいた、瑠璃山頂→御泉水湿原→高デッキ山の「山スキーコース」を目指しましたが、飯縄山の麓へ向かう鞍部で、1m以上積もるフカフカの新雪に腰まで埋まり、意気地無く高デッキ山行きをあきらめ、瑠璃山頂へ登り返しました。short free skiでは歯が立たないほどの雪山環境でした。 途中、関西の大学山岳部のパーティーが、Bコンを付けた下級生を雪に埋め、Bコンセンサーとゾンデ棒で「雪崩救助訓練」をしているところに出くわし、今日のようなバージン・スノーの中を行くときは、Bコンと同センサーを持った友人と行かなければならないことを自覚しました。 とは言うものの、登り返しの途中、雪洞を掘っての昼食(カレー・カップヌードル)や、美味しいワインで一人乾杯などしながら、雪山を楽しんで参りました。たった一日の「天の恵み」に感謝でした。